PDFlib社代表Thomas Merz PDFlib 8 を語る!

PDFlib社にとって日本はとても重要な市場 日本のパートナーと共に私たちは歩んでゆきます
Thomas Merz PDFlib社代表

TOP Interview PDFlib 8 リリースにあたって

岡田 良太郎 テックスタイル代表取締役

PDFlib社の代表 Thomas Merz は、テックスタイルの代表取締役社長 岡田良太郎のインタビューに
このように答えました。

岡田良太郎
(以下、岡田)

おめでとうございます。ついにPDFlib 8がリリースされてうれしいです。早速ですが、PDFlib 7と8の最大の違いについて教えていただけますか。PDFlibをこれまで利用してきたユーザにとって、どんな機能に主に注目すれば良いでしょうか。

Thomas Merz
(以下、Thomas)

私たちは、製品をご利用になる非常に広い市場に取り組んでいますので、ご質問の答えはユーザがどんな業種におられるのかによって異なります。 例えば、グラフィックアート分野のユーザはトランスペアレンシー機能、外部参照、さらにはPDF/X-4 標準、PDF/X-5標準への対応が魅力でしょうし、また、データ出力に関わるユーザであれば、数多くの内部機能の改善により10ギガバイト以上の大きさのPDFでさえ生成できるようになったことが利点でしょう。
また、どんな分野のユーザでも関心を持たれるのではないかと思っているのは、Acrobat 9向けの新機能です。PDFポートフォリオ、またパスワード暗号化機能は英数字に制限されなくなった点。また、地域的なことを言えば、PDFlib 8は日本のユーザには特にすばらしい新機能を提供しています。日本語のタイポグラフィのための、外字やOpenType機能(エキスパート字形、補助漢字、その他のJIS標準)のサポートです。

岡田

PDF生成エンジンにおいて他の競合製品との最大の差別化要素はなんでしょうか。

Thomas

これまで、PDFlibのテキストとフォントのハンドリングは、最大の強みとなってきました。このPDFlib 8でもさらにその機能を強化しました。PDFlibのフォントエンジンは、フォントやPDFについての12年にわたる経験が込められています。また、新しいもの(OpenTypeフォントのような)への対応や、顧客からのフィードバックもその中に込められています。

岡田

技術的な側面から、最もすばらしい機能は何でしょうか。

Thomas

PDFlib Block Pluginの新機能の「プレビュー機能」は開発者にとってとても魅力的だと思います。これはAcrobatのプラグインで、PDFlib Personalization Server(通称PPS)を活用した開発がインタラクティブにできるものです。この「プレビュー機能」を使うと、プログラムコードを記述する前に、実装しようとしている考えをチェックできますし、PDFlibでできることの理解も進むことでしょう。そこで、動的な値を埋め込む際の新機能も試すこともできます。楽しんでもらえるとうれしいです。

岡田

グローバルでのビジネス環境の視点から、PDF生成に関わるビジネスについてどう考えておられますか?

Thomas

一見するとPDFに関わる開発製品はたくさん見受けられますし、その多くは最近でてきたものです。ここ数年、私たちは何人かの極めて真剣に取り組むPDFビジネスの「玄人気質」な方々に出会っていますが、個人的な意見を言えば、こうしたトレンドは続くと思います。例えば、顧客はウェブのどこかで見受けられるような、テキトウなPDFソフトを必要としておらず、むしろ業界で強く、プロフェッショナルのサポートを受けられるものを探しています。それこそまさに、PDFlibから得られているものです!

岡田

数年前、ケルンでお目にかかったときに、「PDFlibは眠らない」とおっしゃっていましたね。PDFlib社の開発チームは世界中のさまざまなところにおられるとのことでした。 皆さんお元気でいらっしゃいますか。

Thomas

ええ、確かにPDFlibの開発は、3つの異なるタイムゾーンで進んでいます。もっとも、その多くはミュンヘンで働いていますが。とはいえ、顧客は全世界の全タイムゾーンにおられるわけです。つい最近、お客様について、100カ国目を数えたところです!それで、PDFlibは“24時間営業”だということになります。

岡田

最後に、日本でPDFlibを利用される皆さんに一言お願いします。

Thomas

日本は、PDFlib社にとってとても重要な市場であり、日本のパートナと共に私たちの事業を展開していくことに決めています。このことは、日本語向けの機能を実装するというだけのことにとどまりません。例えば、製品のドキュメントはまず全て英語で書かれますが、わたしたちはたいてい、日本語訳を提供しますし、それがドイツ語版のリリースより早いことさえあります。
私たちは、日本のユーザが、わたしたちのプロダクトを引き続きエンジョイしていただければと願っています。